●見出ゴシック体MB31●

【モリサワ/写植:1961(昭和36年)〜、フォント:1992〜】

東京オリンピックの顔

 1955年、写植会社3大大手のうちの一つ、モリサワがオリジナル書体の写植文字盤の販売を始めました。高度成長期の只中、東京オリンピックが開催されることとなり、その制定書体として力強く読みやすい「見出ゴシック体MB31」が選ばれました。実際には20%平たい形で使われました。写植はまだ珍しく、活字が主流でしたが、この頃から普及していきました。

 オリンピック以降、時代の流れで、ゴシック体がよく使われるようになりました。そうした動きがあって、現在この書体は「石井ゴシック体」と共に、月刊誌や広告等の小見出しに多く見られます。程良い太さと詰め打ちした時の美しさが一役買っています。

 1990年代に入り、モリサワはMacintoshコンピュータ用のフォント製造に着手しました。「写研」がコンピュータ用のフォント界に参入しない為、モリサワのフォントがデジタル業界標準という地位を獲得しました。そこでこの書体もデジタルフォント『見出ゴMB31』として生まれ変わり、多くのMacデザイナーに愛用されています。

●ファミリー

見出ゴシック体MB31  1961
見出ゴシック体MB1  1963
見出ゴシック体MB101シリーズ  1974〜


2000.2.15

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