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Windowsには、標準でこの和文フォントが搭載されています。このフォントはマイクロソフト社がデザインしたものではなく、写植会社だったリョービが1980年頃に制作した「ゴシック-M」という書体が元になっています。フォント化は、コピー機で有名なリコーが行いました。ただしMSゴシックは写植並みの品質を持っているとは言えず、漢字の縦・横画の微妙な広がりや仮名の緩やかな曲線部分が直線化されていたりと、お世辞にも品質が良いとは言えません。個人的には嫌いです(「ゴシックM」は活字の味わいを持っていて好きですが)。無料の標準フォントだから仕方がない事ですが(MacOS9.2以前でもこの事が言える)、書体として美しい高品質の標準フォントが欲しいところです。(※下図の「ゴシック-M」は印刷物を拡大したものです。鮮明ではありませんが御了承下さい。) 驚いたことに最近では、字幕やコマーシャルの文字を中心に使われ始めています。見ていると気分が悪くなってきます。平成明朝体の回でも書きましたが、プロのデザイナーなら道具(フォント)にもお金をかけてこだわって欲しいものです。このままでは、安価で質の低いフォントばかりになってしまいます。一般の人でも見栄えにこだわるなら、ぜひフォントを買いましょう。 (2003年加筆)MacOS Xに限ってですが、標準搭載フォントとして、美しさに定評がある「ヒラギノフォント」が搭載されています。ヒラギノの用例は、まだまだ少ないですが……。 2003.1.20 |